8020運動

女性の口元

矯正歯科、審美歯科の間では、80才までに20本以上の自分の歯を有する高齢者の割合を増やしていく8020運動が行われて久しいですが、50才以上になると、平均して2年に1本の歯を喪失し、60才では17.8本となり、80才以上の平均は4.6本になると言われています。
8020運動を達成するためには、定期的な歯石除去や歯面清掃、口腔ケアが必要になります。

口腔ケアには審美歯科や矯正歯科があります。
はっきりとした境界線は引かれていませんが、審美歯科は歯を美しくしてくれる歯科で、矯正歯科は歯並びを整えてくれる歯科と、大きく分類できます。

審美歯科のポピュラーな治療は、ホワイトニングと言われる、薬剤を使って歯を白くしていく治療で、子供から高齢者まで日常的に行われています。
レーザーやホワイトプラズマを併用することで、より高い審美歯科の効果が期待できます。
また自宅で手軽にできるホームホワイトニングも人気があります。
やり方はマウスピースの中に専用のジェルを入れたものをくわえていればよいだけですので、時間と費用も抑えられ、忙しくて通院する暇のない人にも重宝されている口腔ケアです。

口腔ケアのもう一つの代表的なものは、矯正歯科です。
一般的に出っ歯、乱ぐい歯、八重歯など、噛み合わせの悪い歯並びを自分の歯を生かしたままで治療ができます。
この治療は見栄えが良くなって、笑顔に自信が持てたと喜ばれるのですが、それだけではなく、歯槽膿漏や虫歯などの予防の観点からも、重要な矯正歯科治療です。

残念ながら歯が抜けてしまった場合でも、矯正歯科と審美歯科の連携により、インプラント治療を行えます。
これは人工歯根のことで、最新の口腔ケアと言えます。
入れ歯では細かい物が噛めなかったり、歯茎が痛くなったり、自分の歯として慣れるまでに時間が掛ったり、全く馴染むことのできない人もいますので、このような人にはまるで自分の歯のように自然で、噛み合わせもよく、普段と同じ食スタイルを保てると好評です。
少し前までの日本人は、口腔ケアには無頓着で、少しくらい歯並びが悪くても味噌っ歯でも、気にする人は少なく、八重歯がチャームポイントと言って、アメリカ人をびっくりさせた時代もありましたが、矯正歯科や審美歯科の先生方のお陰で、口腔ケアにも力を注いでもらい、美しい歯や歯並びの人が多くなりました。